岐阜の自然素材リノベーション。無垢材と漆喰が紡ぐ「澄んだ空気」の住まいづくり |新着情報|ウッディライフ

岐阜の自然素材リノベーション。無垢材と漆喰が紡ぐ「澄んだ空気」の住まいづくり

岐阜の自然素材リノベーション。無垢材と漆喰が紡ぐ「澄んだ空気」の住まいづくり | スタッフ ブログ

皆さん、こんにちは。WOODYYLIFEの加藤です。

5月に入り、風の心地よい日がある一方で、日中は汗ばむような暑さになったり、かと思えば朝晩は肌寒く感じたりと、寒暖差の激しい日々が続いています。皆様、体調などは崩されていませんでしょうか。

私自身、現在はアパート暮らしなのですが、この時期は家の中での「服装選び」に本当に悩まされています。日中はどうにか過ごせても、朝晩は壁一枚隔てただけの外気温がそのまま部屋の中に伝わってくるようで、半袖で過ごせるかと思えば、慌てて長袖の上着を引っぱり出して羽織ったりと、室内でも激しい温度差に体が振り回されてしまう毎日です。


暦の上では、まもなく「梅雨」の季節を迎えようとしています。最近の気候の変動は大きく、日々の体調管理はもちろんのこと、家の中での室温調節に苦労されている方も多いことと思います。そして何より、これから本格的にやってくる梅雨特有の「ジメジメ」「ムシムシ」とした空気は、私たちの気分を重くし、家の中の不快指数を一気に高めてしまいます。

私たちWOODYYLIFEは、単に古くなった建物を新しく綺麗にするだけのリノベーションは行いません。私たちが目指しているのは、お客様の「心豊かな人生をつくる」ことを目的とした住まいづくりです。

では、この寒暖差の激しい季節の変わり目から、湿気の多い梅雨にかけて、私たちがなぜ頑なに「本物の自然素材」にこだわり続けているのか。そこには、夏は暑く冬は寒いという岐阜の厳しい風土の中で、一年365日を心地よく、そして健康的に過ごすための、確かな理由と先人たちの知恵がたっぷりと詰まっています。

今回は、これからの梅雨の季節にフォーカスを当てながら、自然素材がもたらす驚きの「調湿機能」や、住まい手の心と体の健康を守る「澄んだ空気」の秘密について、じっくりと深く掘り下げてご紹介いたします。

 

1.暑さと寒さが交わる今、住まいに求められる「温度と湿度の調整力」

毎朝、室内着を脱いだり着たりと温度差と格闘しながら出発する私ですが、WOODYYLIFEのオフィスに出勤してドアを開けた瞬間、いつもホッとするのを感じます。冷暖房に頼りきっているわけでもないのに、空気が優しく、一定の温度で守られているような感覚があるからです。服装で無理に調整しなくても心地よく過ごせる空間の秘密は、どこにあるのでしょうか。

私たちの暮らす岐阜市周辺は、内陸性盆地気候という特徴を持っています。そのため、夏は猛烈に暑く、冬は底冷えが厳しいという、全国的に見ても寒暖差の激しい地域です。今の時期のような「暑い日と寒い日が交互にやってくる季節の変わり目」には、住まい自体の高い断熱性能はもちろんのこと、室内の急激な温度や湿度の変化を優しく和らげてくれる『自然の調整力』が非常に重要な役割を果たします。

一般的な住宅(私のアパートもまさにそうです)でよく使われているビニールクロスや、接着剤で固められた合板フローリングで囲まれた室内を想像してみてください。これらの化学建材は、外気温の影響を直接的に受けやすく、さらに一度室内の湿度が上がってしまうと、湿気の逃げ場がありません。

一方で、WOODYYLIFEが自信を持って推奨している岐阜県産・国産の無垢材(杉・桧)や、「ぎふ漆喰」、「湯布珪藻土」といった本物の自然素材は、その素材自体が熱や湿気を蓄えたり、必要に応じて放出したりする素晴らしい能力を備えています。

無垢の木の床は、冬の冷え込み時には足元から体温を奪うことなく、柔らかな温もりを伝えてくれます。そして初夏の暑い日や梅雨の湿気が多い日には、裸足で歩いてもベタつかず、サラリとした心地よい肌触りで涼しさを感じさせてくれるのです。

この「素材そのものが持つ温度と湿度の安定感」こそが、出勤時に私が感じるホッとする空気の理由であり、エアコンに過度に頼りすぎない、五感で感じる本物の心地よさの正体と言えます。

 

2.梅雨のジメジメを解決する「呼吸する壁と断熱材」

さて、もうすぐ本格的な梅雨がやってきます。アパート暮らしの私にとって、梅雨は空気がまとわりつくようにジメジメして、本当に憂鬱な季節です。しかし、自然素材に囲まれた私たちのスタジオは、外がどれだけ土砂降りでも、驚くほど空気がカラッとしていて軽いのです。

日本の住宅において、梅雨時期の最も大きな悩みといえば、室内にこもるどんよりとした湿気と、それに伴って発生するカビやダニ、そして何より憂鬱な洗濯物の「生乾き臭」ではないでしょうか。

これらを解決するために、一日中除湿機を回したり、これからの時期はエアコンのドライ機能に頼ったりする方も多いと思います。しかし、機械の力だけで解決しようとすると、電気代が大きくかさむだけでなく、冷えすぎや空気の乾燥しすぎといった別の体調不良を引き起こす問題も生じてしまいます。

そこで私たちの住まいづくりでは、家全体、もっと言えば壁の中にまで「呼吸」をさせる仕組みを採用しています。

ぎふ漆喰と湯布珪藻土の「天然除湿」

WOODYYLIFEの内装には、湿気を溜め込む原因となるビニールクロスを一切使用しません。その代わりに採用しているのが、調湿性能に極めて優れた「ぎふ漆喰」や「湯布珪藻土」といった塗り壁材です。

これらの自然素材でできた壁材は、梅雨時期のように室内の湿度が高くジメジメしているときには、空気中の余分な湿気をたっぷりと吸収してくれます。逆に、空気が乾燥してくると、蓄えていた水分をゆっくりと放出してくれます。つまり、壁一面が電力を使わない「天然の加湿・除湿器」のような働きをしてくれるのです。

呼吸する断熱材「セルロースファイバー」

さらに、私たちのこだわりは目に見える内装だけにとどまりません。壁の内部、目に見えない構造部分にも大きな秘密があります。私たちが断熱材として標準採用している「セルロースファイバー(デコスファイバー)」は、新聞古紙を細かくリサイクルした木質繊維の断熱材です。

この断熱材の最大の特徴は、高い断熱性能を持ちながら、木と同じように「高い吸放湿性」を備えている点にあります。壁の中に湿気が入り込んでも、断熱材自体が湿気を吸放出するため、家の天敵である「壁体内結露」をしっかりと防止します。構造躯体である柱や梁を常に乾燥した健全な状態に保つことで、家の長寿命化(ロングライフデザイン)にも大きく貢献するのです。

梅雨の長雨が続く時期であっても、壁そのもの、そして壁の中の断熱材までもが家全体の湿気をコントロールしてくれるため、室内の空気は常にサラサラ。湿気がこもらないため、カビの発生を根本から抑え込むことができ、梅雨の不快感を忘れてしまうほどの快適な空間が実現します。

 

3.「赤ちゃんが舐めても安心」な素材選びと、健康的な「澄んだ空気」

私たちがこれほどまでに自然素材を選ぶ最大のメリットは、その圧倒的な「安全性」にあります。家は、家族が最も長い時間を過ごし、心身を休める場所です。だからこそ私たちは、住まいに使う素材選びの絶対的な基準として、「赤ちゃんが舐めても大丈夫」という言葉を大切にしています。

澄んだ空気と静音性

厳選された本物の自然素材と、最新の建築技術による高い断熱性能を組み合わせることで実現されるのは、深呼吸したくなるような「澄んだ空気と静音性」です。

化学物質を含まない本物の素材は、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)を放出しません。新築特有の化学物質のツンとした嫌な臭いも一切なく、あるのは森の中にいるような優しい木の香りだけです。

また、壁の中に隙間なく吹き込まれたセルロースファイバーは、「高い吸音性」も備えています。梅雨時の激しい雨音や外の騒音などをしっかりと遮断し、室内を静かで穏やかに保つことで、家族の「心豊かな時間」を演出してくれます。

「家事ラク」を叶える室内干し

これからの時期、避けて通れないのが「部屋干し」の増加です。花粉の季節から始まり、梅雨の長雨と続くこの時期、アパートの部屋干しでなかなか洗濯物が乾かないストレスを抱えている方は多いでしょう。

しかし、自然素材でつくられた家では、これが全くストレスになりません。漆喰や無垢材が持つ強力な「調湿力」と、パッシブデザインに基づいた家全体の空気の循環(計画換気)が相まって、室内干しの洗濯物が驚くほど早く乾くのです。水分がすぐに蒸発するため、あの嫌な「生乾き臭」も発生しにくくなります。梅雨のジメジメした時期でも家事が楽しくなり、「家事ラク」が叶うことで、暮らしのリズムが綺麗に整います。

 

4.性能が支える「本物の素材」の価値

ここまで自然素材の素晴らしさをお伝えしてきましたが、「自然素材を使えば、それだけで自動的に快適な家になる」というわけではありません。素材の良さを最大限に引き出し、本当の心地よさを実現するためには、家そのものの基本性能(断熱・耐震・気密)が絶対に不可欠です。

  • 断熱性能:冬は暖かく、夏は涼しい理想的な住環境を維持します。
  • 気密性能:家の隙間をなくすことで、計画換気を正しく機能させます。
  • 耐震性能:いつ起こるかわからない災害から命を守る、安心安全の土台です。

隙間風だらけの家では、いくら自然素材が調湿しても湿った外気がどんどん入ってきてしまいます。高い気密性能と断熱性能がベースにあって初めて、自然素材の持つ調湿機能や保温性が最大限に発揮されるのです。

 

  1. 経年美を楽しむ「ロングライフデザイン」の哲学

自然素材ならではのもう一つの大きな魅力。それは、月日が経てば経つほどに、味わいと美しさが増していく「経年美(けいねんび)」です。私たちは、一時的な流行に左右されることのない、シンプルで普遍的なデザインを追求しており、この考え方を「ロングライフデザイン」と呼んでいます。

合板フローリングやビニールクロスは、完成したその瞬間が「美しさのピーク」であり、その後はただ劣化(汚れ)として目立っていくだけです。

しかし、本物の無垢の木や土の壁は違います。時間の経過とともに、使い込んだ革製品やアンティーク家具のように、深い味わいを持った空間へと変化していきます。日常生活の中でついてしまった傷でさえも、家族がそこで暮らした歴史、「人生の経験価値」として家に刻まれ、やがてかけがえのない愛着へと変わっていくのです。

 

私が毎朝出勤して感じるこの心地よい空気を、WOODYYLIFEのスタジオやモデルハウスではいつでもご体感いただけます。

「アパートだから仕方ない」「梅雨時期の家の中は不快なのが当たり前」と思っている方にこそ、梅雨の不快感を忘れるような「本物の木の家」の力を、ぜひ一度確かめに来てください。