中東情勢の緊迫化と、リノベーション事業・WOODYYLIFEへの影響について_260502 |新着情報|ウッディライフ

中東情勢の緊迫化と、リノベーション事業・WOODYYLIFEへの影響について_260502

こんにちは。リノベーション部の山崎です。
今回は、ニュースでも連日報道されている中東情勢の緊迫化と、それが住宅・リノベーション業界に及ぼしている影響、そしてWOODYYLIFEとしての考え方・取り組みについて、お客様に向けて率直にお伝えしたいと思います。家づくりを検討されている方、現在ご契約・施工中の方にとって、安心して判断していただくための材料となれば幸いです。


1. いま中東で何が起きているのか

2026年2月28日、米国とイスラエルがイランに対して大規模な軍事作戦を開始したことを契機に、中東情勢は一気に緊迫化しました。その後イラン革命防衛隊は周辺国の米軍基地への攻撃を続け、ホルムズ海峡の事実上の封鎖を発表するなど、事態に収束の兆しは見られていません。

日本は原油輸入の約94%を中東地域に依存しており、そのタンカーの約8割がホルムズ海峡を通過しています。つまり、ホルムズ海峡の封鎖が続けば、日本のエネルギー供給に深刻な影響が及ぶことは避けられません。実際、原油価格は攻撃前の1バレル67ドル程度から一時120ドル近くまで急騰しました。

政府も対応を急いでおり、令和8年4月30日には高市総理が第6回中東情勢に関する関係閣僚会議に出席し、ホルムズ海峡を経由しない原油の代替調達のめどがついたことを発表しています。一方で、依然として供給の偏りや流通の目詰まりは続いており、家づくりの現場にも確実に影響が及び始めています。


2. なぜ「中東の戦争」がリノベーションに影響するのか —— 鍵は「ナフサ」

「中東で起きた戦争が、なぜ岐阜の家づくりに関係するのか?」と疑問に思われる方も多いと思います。鍵となるのは、「ナフサ」という原油由来の素材です。

ナフサとは、原油を精製する過程で得られる軽質の石油製品で、プラスチック・合成樹脂・塗料・接着剤など、無数の工業製品の出発点となる基礎原料です。実は、現代の家には石油由来の建材が驚くほど多く使われています。

具体的には、ウレタンやポリスチレンフォームなどの断熱材、給排水設備の塩化ビニル管、ビニールクロスやクッションフロアといった内装仕上げ材など、住宅のあらゆる部位にナフサ由来の建材が使われています。特に影響が大きいのは、殆どの接着剤にはナフサ由来の素材が使われているという点です。そのため、ナフサ価格の高騰は直接的にも間接的にも住宅コスト全体を押し上げる要因となるのです。

実際の影響として、2026年4月13日には住宅設備大手のTOTOがシステムバス・ユニットバス・トイレユニットの全シリーズについて新規受注の停止を取引先に通知しました(※現状は段階的受注再開)。屋根の防水シートであるルーフィングは2026年5月1日出荷分から約40〜50%の大幅な価格改定が通知されており、塗料やシーリング材についても価格改定や受注停止が広がっています。


3. リノベーション業界全体への影響

リノベーション工事も例外ではありません。クロスや塗料、水回りの入れ替えなどリフォームで使う材料も石油由来が多いため、新築と同様の影響を受けます。

ただ、悲観的な情報ばかりではありません。部分的なリフォーム工事や一般的な屋根工事、外壁塗装工事において、今回の資材価格上昇が工事総額に与える影響は、現時点では限定的で工事価格が一律に2倍、3倍になるような状況ではありません。

また、業界構造としても変化が起きています。2025年の新設住宅着工戸数はすでに62年ぶりの低水準となっており、ナフサ危機によるコスト増がさらに新築購入の壁を高くする一方で、中古住宅・リノベーション・リフォーム市場への需要シフトが加速する可能性があるとされています。「壊して建てる」から「活かして住み継ぐ」流れが、より現実的な選択肢として注目されつつあります。


4. WOODYYLIFEの強みと、いま私たちにできること

こうした状況下で、私たちWOODYYLIFEがお客様にお伝えしたいのは、「自然素材リノベーション」という選択肢の価値が、今まさに見直されているということです。

私たちはひだまりほーむグループの一員として、無垢材・漆喰など自然素材を使った耐震・断熱性能向上リノベーションを長年手がけてまいりました。実はこれらの自然素材は、石油化学系建材と比べて国際情勢の影響を受けにくいという大きな強みを持っています。

例えば構造材となる木材については、2025年後半から2026年初旬にかけて輸入材・国産材ともに価格は比較的安定しており、中東情勢の悪化による接着剤や断熱材、塗料などの値上げは発表されているものの、木材価格そのものへの影響は現時点では限定的とされています。(ただ、今後燃料費から来る外材高騰により、以前のウッドショックの様な状態になり、間接的に大幅な値上げに繋がる事も予測されますが。)

弊社で標準採用している断熱材も自然由来のもので、影響は非常に限定的で現状はほぼ影響はありません。
一方で、防水材・接着剤・住宅設備など石油化学系資材については、業界全体で供給不安が続いています。私たちは現在、以下のような対応を進めています。

第一に、仕入先との密な連携による先行発注です。
価格改定や受注停止のタイミングをいち早く把握し、お客様の工事に支障が出ないよう、必要な資材を計画的に確保できるよう取り組みます。

第二に、透明性のある情報開示です。
価格や工期に影響が出る場合は、原因と見通しを誠実にお伝えし、お客様と一緒に判断していくスタンスを徹底します。

第三に、より一層の自然素材での提案です。
こんな時代だからこそ、改めて自然素材や職人技術による家づくりの提案を強化します。


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5. これから家づくり・リノベーションを考える方へ

「今は時期が悪いのでは?」というご相談を多くいただきます。確かに資材価格は上昇傾向にあります。まずはこの客観的な事実を知った上で、焦らず正しく判断していくことが大切です。

「待てば下がる」という保証はどこにもありません。ご家族の暮らしの質や安全性(耐震・断熱)は、待つことで失われる時間でもあります。だからこそ、信頼できるパートナーと正確な情報を共有しながら、ご自身にとって最適なタイミングを見極めていただきたいと願っています。

WOODYYLIFEでは、現地調査・耐震診断・資金計画のご相談を承っております。「今、自分の家にとって何が最善か」を、ぜひ私たちと一緒に考えさせてください。WOODYYLIFE STUDIOでは、自然素材の心地よさや断熱・耐震の仕組みも実際に体感していただけます。

不確かな時代だからこそ、揺るぎない価値のある住まいを。これからもお客様の心豊かな暮らしを、誠実にサポートしてまいります。


※本記事は2026年5月2日時点の情報に基づいています。状況は流動的ですので、最新の情報につきましては担当スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

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以上設計担当山崎でした。

岐阜でリノベーション・リフォームをご検討中の方は、ぜひWOODYYLIFEにご相談ください!
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