設計課の金物検査をご紹介します
皆様、こんにちは! 株式会社WOODYYLIFE、設計課の家田です。
長かった夏がようやく終わり、秋の深まりとともに朝晩が冷え込む季節となりました。
季節の変わり目は風邪やインフルエンザなどの体調管理にも注意が必要ですね。皆様どうぞご自愛ください。
この時期は、家の中で「寒い」「隙間風が気になる」といった、住まいの性能に意識が向きやすい時期です。
また、年末年始にご家族やご親戚が集まるのを前に、「来年こそは暖かいリビングで、安心して団らんの時間を過ごしたい」「孫たちが帰省してもゆったり過ごせるようにしたい」と、リノベーションを考え始めるお客様が多いのも、この時期の特徴です。
リノベーションというと、新しいカフェのような素敵なキッチンや、おしゃれな間取りにワクワクしますよね。
でも、私が設計課で一番大切にしているのは、そのワクワクする暮らしの土台となる「安心感」です。
それは、地震から大切な家族を守り抜くための耐震改修と、それを支える金物補強という、家のお守りのような部分のお話です。
🏡 私たちの原点:安心と「豊かな暮らし」をサポートする住まい
WOODYYLIFEは、「人づくり」と「幸せづくり」を使命とし、「人間大事」の経営を徹底しています。
その使命の一つが、「安心して永く住み続けられる住宅を建築し、豊かな暮らしをサポートします」という経営理念です。
私たちが考える「豊かな暮らし」とは、単に便利なだけでなく、「この家にいれば大丈夫」と心から思える、安全で心地よい毎日が続くことです。
特に築年数の経った木造住宅のリノベーションでは、この「豊かな暮らし」の土台を、最新の基準に合わせてしっかり補強することが私たちの重要な役割です。
その大切なプロセスが、既存の金物の取付状況の調査と、計算に基づいた構造の補強なんです。
🔍 現場の「秘密」を解き明かす:既存住宅の金物取付状況を「詳細」に調査
リノベーションは、家の「声」を聞くことから始まります。
それは、柱や梁、壁の奥に隠された、家の骨格を支える「構造金物」という、いわば家の関節を繋いでいるボルトやプレートの状態を把握することです。
1. 見えない不安を取り除く:徹底した「現況把握」
私たちWOODYYLIFEでは、構造計算を始める前に、既存の金物取付状況の調査を非常に重要視しています。
古い住宅では、新築時の設計図面が残っていないことも多く、また、建築された当時は構造金物が必要なかったケースもあります。
そのため、私たちは長い時間を経て、錆や緩みがないかを確認しながら、「どうしたらコスト面も含めて効率よく、最大限の補強効果を得られるか」という視点で、現況を細かくチェックしていきます。

主なチェックポイントは、家が倒れたり持ち上がったりしないための要の部分です。例えば、
お家と基礎を繋いでいるボルト(アンカーボルト)がしっかり留まっているか。
柱と梁の交わる「関節」部分の金物が、適切な強度で固定されているか。
特に、地震で柱が引き抜かれないようにする「ホールダウン金物」の深さが十分か。
リノベーション工事に着手し、現場の壁や天井などの解体が完了した後、私たちは設計検討期間を設けて、それまで見えなかった構造の柱や梁を、徹底的に目視で確認します。実際に金物の状態や釘の打ち方、本数までを厳しくチェックし、この詳細な現況把握の結果をもとに、お客様の不安を一つひとつ取り除き、構造の状態を明確にします。「嘘のない、正しい仕事」を貫くという私たちの理念は、この徹底した確認作業に繋がっています。
この現況把握の結果が、次のステップである構造計算へと引き継がれます。
💻 計算の眼:リノベーションで「強さ」を再設計する
お客様の「ここを広げたい」「壁をなくしたい」というご要望は、新しい暮らしの夢です。しかし、間取りを変えることは、一時的に家の「強さ」のバランスを変えることにもなります。そこで、私たちWOODYYLIFEは、新しいデザインと、十分な耐震性を両立させるために、細心の注意を払って構造計算をやり直します。
2. リノベーション後の「強さ」を数値で保証
リノベーション後の新しい家の形を、最新の建築基準法に照らして、地震や風に耐えられるかを計算し直します。
この計算によって、家のどの壁を補強するべきか(耐力壁の増設)、そして具体的にどの接合部に、どれだけの強度を持つ金物(ホールダウン金物や筋かいプレートなど)を追加する必要があるかが、計算に基づくしっかりとした根拠を持って明確になります。

計算でわかるのは、例えば、地震の揺れに耐える壁の配置のバランスや、柱が基礎から引き抜かれないために必要な金物の強さです。
この「構造計算」こそが、私たちが「豊かな暮らしをサポート」するための、最も重要な設計図の設計図となります。勘や経験則だけでなく、正確な数値を根拠とした、信頼できる補強計画をお客様にお届けすることが、私たちのプロとしての責任だと考えています。
🔨 命を繋ぐ作業:設計と現場の連携による確かな金物補強工事
緻密な設計と計算に基づき、いよいよ現場では金物補強工事が始まります。この工程で、計算で指示された通りの、適切な強度を持つ金物(例:頑丈なZマーク金物など)が、一つひとつ、職人の手で丁寧に取り付けられていきます。
設計図書には、金物の種類、取り付ける場所、使う釘やビスの本数などが細かく指定されています。現場の職人さんは、この指示に厳密に従い、金物と木材をしっかりと接合していきます。この施工の丁寧さが、リノベーション後の家の安心感を大きく左右します。
「安心して永く住み続けられる住宅を建築する」という当社の理念は、この現場での細部にわたる丁寧な施工によって実現します。この金物補強工事の過程では、現場監督による自主検査はもちろんのこと、案件によっては第三者機関による検査が入る場合もあります。そして、その後に私たち設計課の検査担当が、この工程の施工が図面通りに進んでいるかを現場で確認し、問題があれば速やかに修正を指示します。
現場の職人さんが、お客様の幸せな未来のために真摯に向き合ってくださったことへの「感謝の心」を持って、私たちは構造補強のプロセスを見守ります。
💡 触れて、確かめる安心:中鶉STUDIOのご案内
目に見えない構造の「強さ」や、専門的な金物の話だけでは、なかなかイメージが湧きにくいかもしれません。
そこで、ぜひ昨年新しくオープンした中鶉のSTUDIOにご来場ください。STUDIO内には、私たちがリノベーションや新築で実際に使用している金物のサンプルの展示があります。
普段、壁の中に隠れてしまうホールダウン金物や筋かいプレートといった構造部材を、実物を見て、触れて、その確かな強度と重要性を実感していただけます。
リノベーションは「デザイン」だけでなく「構造」が命です。当社の設計思想と、お客様の住まいを守るための具体的な取り組みを、ぜひSTUDIOでご確認ください。
💖 「豊かな暮らし」をサポートするということ
私は30代の女性として、未来の自分の暮らしや、子どもたちの安全を考えるお客様の気持ちがよく分かります。
リノベーションは、ただの「改修」ではありません。それは、「人づくりと幸せづくり」という私たちの使命を果たすための、大切な「時」を創造する行為です。
お客様が新しい家で、安全に、心豊かに、そして笑顔で永く暮らしていただけるよう、私たちWOODYYLIFEは、目に見えない金物一つひとつにまで、計算と理念に基づいた徹底したこだわりを持って、これからも皆様の「豊かな暮らし」をサポートしてまいります。
もし、今お住まいの家について少しでも構造的なご不安や、リノベーションに関するお困りごとがございましたら、どうぞお気軽に中鶉STUDIO、または当社のホームページからコンタクトを取ってください。専門のスタッフが、丁寧にご相談を承ります!