リノベーションに自然素材を取り入れる!漆喰と珪藻土のメリット・デメリット
こんにちは!設計課の加藤です。
まだまだ残暑が厳しい日もありますが、空の色や虫の音に、秋の訪れを待ち遠しく感じる季節になりました。心地よい暮らしのために、住まいの素材選びを見直すのにも良いタイミングかもしれません。
快適な住まいづくりにおいて、壁材の選択は、住空間の質を大きく左右する重要な要素です。近年、自然素材である漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)の壁が、その機能性と美しさから注目を集めています。
ひだまりほーむグループでは、「赤ちゃんが舐めても大丈夫」という高い安全基準を満たす素材を選定し、内装に積極的に採用しています。 今回は、漆喰と珪藻土の壁がもたらすメリットに焦点を当て、その魅力と特性をお伝えいたします!

1.はじめに:自然素材の壁がもたらす豊かな暮らし
WOODYYLIFEは、お客様の心豊かな暮らしを実現するため、「本物の素材・環境に配慮した素材の選定を第一条件とする」ことを商品方針の基本としています。内装材として漆喰や珪藻土を標準仕様とし、単なる建物の提供にとどまらず、「心豊かな人生をつくる」 住まいづくりを目指しています。
これらの自然素材の壁は、機能性、安全性、そして美しさにおいて、住まいの質を格段に高める可能性を秘めています。

2.漆喰・珪藻土の壁のメリット
漆喰や珪藻土を内装材として選ぶ主な理由は、その多岐にわたる機能性と、お客様の心豊かな暮らしへの貢献にあります。
- 卓越した調湿性能で快適な室内環境を実現
日本の高温多湿な気候において、漆喰や珪藻土が持つ優れた調湿性能は大きなメリットです。特に岐阜市のような内陸盆地は、年間日照時間が長く、夏は猛暑日が頻繁に発生し蒸し暑く、冬は冷え込みが強く乾燥しやすいという特有の気候特性があります。これらの素材は、湿気を吸収・放出して室内湿度を適切に保つことで、一年を通じて快適な温湿度環境を提供します。
この調湿性能は、壁体内結露の発生を防止し、建物の構造材を健康に保つ効果も期待できます。さらに、「呼吸する断熱材」であるセルロースファイバーも標準仕様として採用しており、壁内結露防止に大きく貢献しています。
- 安心・安全で健康的な自然素材
「赤ちゃんが舐めても大丈夫」という高い安全基準を満たす素材を選定しており、漆喰と珪藻土は化学物質をほとんど含まず、内装にクロスを使用しない家づくりを基本としています。これにより、アレルギーや化学物質過敏症の方にも安心して暮らせる、健康的で澄んだ空気の空間を提供し、住む人の健康を第一に考えた住まいを実現しています。国産木材の使用も、健康と環境への配慮の表れです。
- 情緒的な価値と美しい経年変化
漆喰や珪藻土の壁は、単なる機能性だけでなく、住まいに「気持ち良さ、美しさ、季節感、自然との関わり」といった情緒的な価値をもたらします。自然素材ならではの温かみや手触りは、工業製品では表現できない「人の手による温もりや気配」を空間に宿し、五感で心地よさを感じられる住まいを実現します。
「ロングライフデザイン」の思想に基づき、これらの壁は流行に左右されないシンプルで普遍的なデザインを提供します。革製品やアンティーク家具のように、時が経つにつれて深まる風合いは、「経年美」として楽しむことができます。
手仕事だからこそ感じられる質感や、継ぎ目の出ないきれいな仕上がりも特徴です。
- 高い耐久性と環境への配慮
漆喰や珪藻土の優れた調湿性能は、壁内結露を防ぎ、建物の構造材を健康に保つことで、躯体の長寿命化に貢献します。また、湿気や熱を逃がす通気構法の徹底も、建物の耐久性を高める重要な要素です。
国産木材や漆喰・珪藻土といった自然素材の積極的な採用を通じて、日本の森や環境を守ることに貢献しています。
- 漆喰と珪藻土の違い

漆喰は、主に消石灰を主成分とする塗り壁材で、硬化すると石のような堅牢さを持つことが特徴です。独特の真っ白な壁面や、職人の手による多様な仕上げ方で、光沢感のある美しい表情を空間に与えることができます。

一方、珪藻土は、太古の植物性プランクトン(珪藻)が堆積してできた土を主成分とする多孔質の素材です。その無数の小さな穴が、漆喰以上に優れた吸放湿性、つまり調湿性能を発揮すると言われています。質感はマットで温かみがあり、やわらかい印象を与える傾向があります。
WOODYYLIFEでは、部屋全体の明るさが欲しいメインの家族空間やにおいが気になるキッチンにぎふ漆喰、湿気の多い洗面脱衣室や感想を抑えたい寝室に湯布珪藻土を多く使用しています。
3.漆喰・珪藻土の壁のデメリット(一般的な考察)
一般的に自然素材の壁材を検討する際には、以下のような点が考慮されることがあります。
- 初期費用の傾向
漆喰や珪藻土は、ビニールクロスなどの工業製品に比べて、素材自体のコストや施工にかかる手間が大きくなる傾向があります。
- 専門的な施工技術
漆喰や珪藻土の施工には、熟練した職人の技術が不可欠です。専門的な職人による手仕事のため、工期がかかる傾向も考えられています。技術が不可欠な点においてWOODYYLIFEでは、熟練の職人たちによる匠の会という職人集団との協力により、信頼できる施工品質をご提供します。職人による手仕事のため、仕上がりの均一性は低くなります。しかし、塗り壁特有の職人の味が出る部分にもなります。
- メンテナンスと手入れの特性
自然素材である漆喰や珪藻土は、ビニールクロスとは異なり、調湿性や消臭性といった機能を持つ一方で、表面がデリケートである場合があります。例えば、傷や汚れがつきやすい、ひび割れが発生することがあるなどの特性が挙げられます。一般的な工業製品とは異なる手入れ方法や、経年変化に対する理解が必要となる場合があります。ただ、ついた汚れや乾燥によるひびが起こっても同じ素材で補修することができるのが自然素材の強みでもあります。ではWOODYYLIFEでは「永年定期点検」や「メンテナンス性能の高い素材選定による低いランニングコストが強み」とされており、アフターケア体制は充実しています。
4.まとめ:漆喰・珪藻土が創り出す、心豊かな住まい
漆喰や珪藻土の壁は、その卓越した調湿性能、安全性、そして情緒的な美しさを通じて、健康で快適、そして心豊かな暮らしを実現するための重要な要素です。WOODYYLIFEは、これらの自然素材が持つ普遍的な価値を提供し、お客様一人ひとりの「心豊かな人生」を創造する住まいづくりを目指しています。
初期費用や専門的な施工、メンテナンスの特性といった一般的な考慮点がある一方で、自然素材の壁がもたらす機能性、安全性、そして何よりも「五感で心地よさを感じる」空間の価値は、計り知れない魅力があります。
WOODYYLIFEの家づくりは、こうした自然素材の良さを最大限に引き出し、お客様が永く愛せるロングライフデザインの住まいの提供を目指します。
今回ご紹介した漆喰・珪藻土を使用し、床には国産材の杉の浮造りを採用した物件の完成見学会が開催されます!
漆喰や珪藻土の壁、そして杉の浮造りは、数字や性能だけでなく、実際に空間に身を置くことでこそ、その真価を感じられる素材です。
漆喰のやわらかな光の反射や、珪藻土がもたらす調湿の心地よさ、杉の浮造りの足ざわりや香り—は、どれも文章や写真では伝えきれない魅力です。自然素材ならではの空気感や手ざわりを体感しながら、暮らしの中でどのように作用するのかを実感いただける貴重な機会です。ぜひご家族皆さまでお越しいただき、自然素材の住まいがもたらす快適さを直接感じてみてください。
9月6日(土)、7日10:00~18:00開催
ご予約はこちらから
WOODYYLIFE
リノベーション部 設計課
加藤愛夏