こんにちは。WOODYYLIFE(ウッディライフ)施工課の中野です。
今回、初めてブログを投稿させていただきます。
リノベーションやリフォーム工事では、工事の完成後の様子に注目されがちですが、
実は工事を始める前の「準備段階」がとても重要です。
今回は、工事の最初の工程である「解体前養生」について、現場目線で詳しく
ご紹介したいと思います。
初めての方にもわかりやすく解説しますので、リノベーション、リフォームを
検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
養生とは?建物や設備を守る“見えない配慮”
「養生(ようじょう)」とは、リノベーション、リフォーム工事中に建物や室内の家具、
設備などを汚れや傷から守るための保護作業のことを指します。
これはリフォームに限らず、新築工事・改修工事・塗装作業・電気配線・水道工事など
あらゆる現場で行われる基本中の基本作業です。
身近な例えでは、引っ越しの際に大型の家具を運ぶとき、壁や床に傷がつかないように
保護マットやシートを使うことがありますが、あれも「養生」の一つです。
玄関ポーチ、玄関ドアは既存利用の為養生。
工事現場では、次のような場所に養生を施します。
既存で残すフローリングやクッションフロアーなどの床面
壁紙やクロス
家具・家電
既存で残すキッチンや浴室など住宅設備
ドアやサッシ、窓枠などの既存建具
さらに、粉じん(ホコリ)が他の部屋へ広がるのを防ぐための間仕切り
(養生用ビニール、マスキングテープで目張りなど)を設けるのも養生の一環です。
階段は既存で残す為踏板、手摺も養生。
養生が必要な理由とその重要性
工事現場では、様々な工具や資材が持ち込まれ、解体・搬入・組み立て・仕上げなどの
工程が連続して行われます。その過程で、既存の建物部分や家具が傷ついたり、
汚れたりするリスクは非常に高くなります。
養生をきちんと行うことは、次のようなトラブルを防ぐために必要不可欠です。
1. 建物や家具の損傷を防ぐ
養生が不十分な状態で作業が始まると、以下のような問題が発生しやすくなります。
工具を床に落としてフローリングに凹みができる
搬入中に資材が壁にぶつかり、クロスが破れる
キッチンのカウンターに物が当たり、角が欠ける
いずれも、「ちょっとしたミス」が原因ですが、結果として補修に
時間も費用もかかってしまいます。
2. ホコリや汚れの拡散を防止
特に解体工事では、大量の粉じん(ほこり)や木くずが発生します。
それが工事範囲外へ広がってしまうと、居住中のスペースや別の部屋の家電、
衣類などに悪影響を与えることもあります。
「養生による間仕切り」をしっかり行うことで、工事の汚れを最小限に
抑えることができます。
3. 追加費用・工期の遅延の防止
養生を怠ったことにより、補修作業が発生すれば、当然ながら追加の費用と
時間が必要になります。
床の貼り替え費用
壁紙の再施工
家具の補修
クリーニング費用
これらが重なると、予定していた工期を超過し、お客様の予定や生活にも
支障をきたしてしまう可能性があります。
玄関ホールは既存残しの為、下駄箱、両サイドの壁も養生。
WOODYYLIFEの養生の取り組みは過去の反省から生まれた「徹底手順」
実は、私たちWOODYYLIFEでも過去に養生の不備が原因でお客様に
ご迷惑をおかけしてしまった経験があります。
そのときに感じたのは、「見えない部分こそ、もっと丁寧にやらなければいけない」
という教訓でした。
それ以来、社内で養生作業のフローを見直し、現在では以下のような段階的な手順で
徹底的に養生作業を実施しています。
ステップ1:工事前の現場確認
まずは、実際の現場を訪れて「工事を行う範囲」と「残して使う部分」を
細かくチェックします。
例えば、以下のようなポイントを確認します。
床材を残すのか、張り替えるのか。
壁の一部だけを残して施工するのか。
玄関ドアや窓はそのまま使用するのか。
この確認が不十分だと、あとで「養生が必要だったのにやっていなかった」
という事態になりかねません。
ステップ2:養生範囲図の作成
現地での確認結果をもとに「養生範囲図」を作成します。
この図面には、次の情報を明記しています。
養生するエリア
使用する養生資材の種類
養生の方法(合板敷き、養生ボード、柱養生など)
養生資材も現場ごとに最適なものを選定しています。
フローリング →養生ボードで保護
木部 → プラダン、柱養生等で保護
クロス → 養生ボード、プラダンで保護
ステップ3:実際の養生作業
弊社では養生作業を、解体後に実際の工事を担当する大工さんが行います。
これは非常に重要なポイントです。
施工者本人が養生をすることで、その後の工事の流れや注意すべきポイントを
考慮しながら保護できるため、効率的かつ的確な養生が可能になります。
ステップ4:養生チェックシートで検査・記録
養生作業が完了したら、社内で統一した「養生チェックシート」を
使用して検査を行います。
養生範囲が正しく反映されているか。
材料や手順に間違いはないか。
不足や破損箇所はないか。
このチェックシートは記録として保存しており、万が一トラブルがあった際にも
検証が可能です。
写真の畳部屋は、壁の塗り替え工事のみで壁以外は既存利用の為、全て養生
養生は“完成品質”を左右する大切な工程
リフォームやリノベーションでは、完成後のデザインや仕上がりに目がいきがちですが、
それらはしっかりとした下準備のうえに成り立っています。
養生は、その中でも最も「目立たない」作業の一つかもしれません。
しかし、私たち施工側にとっては、お客様の大切な住まいを守り、
安心して工事を任せていただくために欠かせない工程です。
WOODYYLIFEでは、
見えない部分にも妥協をせず、施工の品質と安全を守る努力を続けています。
株式会社 WOODYYLIFE 施工課 中野
岐阜でリノベーション・リフォームならWOODYYLIFE(ウッディライフ)