職人の手仕事紹介~左官屋さん~

こんにちは。
リノベーション部 アドバイザーの堀田です。
お盆を迎えましたが、厳しい暑さが続きますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は、左官屋さんの仕事を紹介しますね。
オーナー様から「排水溝に雨水が溜まりがち。水ハケを良くしたい」というご相談でした。
排水溝の底をモルタルでかさ上げして水勾配を作ろう、ということで左官屋さんの出番です。
1.排水溝の底に接着剤を塗布します。
モルタルが排水溝底面によくなじむようにするための工夫です。
2.排水溝の底にベースとなるモルタルを流します。
下打ちには水分多めでかつ粗めに調合したモルタルを使います。
粘り気が少なく、仕上げのモルタルがひび割れるのを防ぐ役割があるそうです。
職人さん:「砂場はひび割れないだろう?逆に、乾いた田んぼはひび割れだらけになるよね。
違いは何だか、わかるかい?『粘り気』の違いなんだよ。」
堀田:「なるほど~!たしかにそうですね」
3.水下側に粘り気強めのモルタルを載せていきます。
水が流れ出る、細くなる箇所には、粘り気多めのモルタルを使います。
4.水上側には調合を変えたモルタルを載せていきます。
無収縮硬化促進剤や防水剤を添加したモルタルです。
水上側はモルタルの量が多いので、固まるのに時間がかかるのですね。
先に流した水下のモルタルと硬化が同じ具合になるように、調合を工夫しています。
「排水溝だから、水ハケが大事でしょ。」ということで、防水剤も加えています。
5.水勾配をつくります。
コテ、水平器、木板を使って、板でとんとんします。
ごわごわしたモルタルの表面に水が浮いて、ちょっと滑らかになりました。
6.養生します
1~2時間置いておきます。底面のモルタルベースが落ち着くまでは多くは触りません。
触りすぎると崩れてしまうんですね。左官仕事は「待つ」ことも大事なポイントだそうです。
7.仕上げ
底のベースモルタルが落ち着いて動きにくくなったら、表面をなめらかに仕上げる。
今回は、施工範囲が1㎡に満たない作業でした。
それでもモルタルの調合を部位ごとに変えたり、道具を使い分けて手際よく作業されました。
「神は細部に宿る」などと言われますが、左官屋さんの確かな技術や妥協しないこだわりに触れることができました。
WOODYLIFEのリノベ―ション左官屋さんのほか、たくさんの技術ある職人さんに支えられています。
これからも職人さんの手仕事を紹介していきますね。
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