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『同志』 | 社長コラム「一期一会」
先日、ぎふの木の住まい協議会の第11期総会が開かれました。
もう11年目を迎える、
ぎふの木に拘った岐阜県内の工務店の会です。
 
コロナ過という事で、中々活動が出来ず、
久しぶりにリアルで会う面々もありました。
最近の業況なども情報交換し、
この難局をみんなで頑張ろう。という事で一致団結。
同業者ではあるものの、同志でもあるメンバー。
悩むところは皆同じ。
急激なインフレによる原価の高騰は頭の痛い所。
心配するのは、お客様のマインドの低下。
しかし、ぎふの木の住まいのメンバーは、
簡単にはへこたれないメンバー。
 
基調講演で、新建新聞社の三浦社長に、
「これから住宅業界で 起きることとその対応策
~ 地域材と地域工務店の可能性 ~」
というテーマで講演をお願いしました。
約2時間、たっぷりと
現在と未来の提案もいただきました。
その中には、岐阜県だからこその提案もありました。
ウッドショック・資材ショックがいまだに尾を引き、
今後も終息の目途が立っていません。
こんな時だからこそ、ぎふの木の住まいのメンバーで、
木材の調達や資材の調達を共同で出来ないか?
模索したい。
リスクを分散し、万が一に備える。
岐阜県林政部の県産材流通課の担当者様も出席を賜り、
岐阜県の協力も得たいと思います。
その上で、鳥取モデルや長野モデルのように、
省エネ政策も我々ぎふの木の住まいからも
岐阜県に提案をして参りたいと思います。
 
元々このぎふの木の住まい協議会は、
弱小球団でも連携し、協働し合えば巨人にも立ち向かえる。
だからこそ、地域工務店である我々1社1社が
地力をつけることが重要。
日頃はライバルかもしれない。
その中で、切磋琢磨することが、
地力の向上にもつながる。
 
ぎふの木の住まいが11年目を迎えるからこそ、
新しい動き出しをしたい。
懇親会の席でも、その総意は得た。
幸いにも、ぎふの木の住まいのメンバーは、
木材、温熱、設計、現場などのプロが多い。
 
こんな風に、
前向きにチャレンジングに考えられるのも、
三浦社長の講演のおかげです。
 
脱炭素へ向けて、省エネだけでなく、
木材利用も含め、
「ローカルSDGs」が出来る環境が
岐阜県には整っている。
新しい風を吹かしてみたい。