2026.09.28
『詩仙堂』
「窓と庭」
久しぶりに、詩仙堂へ行った。
やっぱり、気持ちが良い。
僕たちの家づくりの、原点のような場所。
大きな開口部と、つながる庭。
庭と縁側の高さが、程よい。
だからこそ、内と外が、自然につながってくる。
柱は、細く、華奢。
一方で、天井を支える竿は、太く、しっかりとしている。
この対比が、絶妙。
強さと、繊細さ。
両方があって、初めて、心地よい空間になる。
面白い事に、日本人は、壁際に座り、窓に切り取られた風景を見る。
一方で、外国人は、縁側に座り、景色そのものを見る。
同じ場所にいても、見ているものが違う。
窓という「額縁」を通して、自然を切り取る感性。
これこそ、我々が、長い時間をかけて、磨いてきたもの。
ここは、家ではない。でも、こんな建築を、したい。
窓と庭。
この関係性が、心地良い。
大きさではない。素材の質でもない。
「間」の設計。
それが、住まいの豊かさを決める。
詩仙堂が、改めて、教えてくれた。

