自然素材×断熱リノベ|家族が安心して暮らせる健康住宅
寒い冬が近づくと、多くの家庭で室内の寒さが大きな悩みとなります。特に、日本の住宅の約8割は低断熱住宅であり、そのうちの約4割弱は無断熱の住まいであるというデータもあります。
この「家の寒さ」は、単なる不快感にとどまらず、ヒートショックという生命に関わる健康リスクを引き起こす可能性があります。ヒートショックは、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動する際の急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす現象です。
健康的な暮らしは、リノベーション事業における重要なテーマの一つであり、断熱性能の向上と自然素材の活用によって実現される安心安全で健康的な空間が追求されています。
目次
1.知っておきたい「家の寒さ診断」チェックポイント
窓や玄関周りの体感温度
床下の底冷え
壁や天井の断熱材の状態
気密性の確認
2.ヒートショックを防ぐ“温度のバリアフリー”とは?
高い断熱・気密性能の確保
自然と共生する設計
3.窓の断熱リフォームで体感がどれだけ変わるのか
窓際の寒気の解消
室温の安定と暖房効率の向上
結露の抑制
4.秋にやっておくと冬が快適になるメンテナンス
水回り・給湯器のチェック
省エネ商品の導入検討
5.まとめ
1.知っておきたい「家の寒さ診断」チェックポイント
冬の寒さ対策を始める前に、ご自宅の「寒さの原因」を特定することが重要です。
窓や玄関周りの体感温度
窓やドアの近くにいるとき、ひんやりとした冷気を感じませんか?窓は熱損失の大きな要因です。高性能なリノベーションでは、開口部を樹脂サッシとLow-Eガラスにすることで熱損失を最小限に抑えることが有効とされています。
床下の底冷え
リビングや居室の床に冷たさを感じませんか?特に岐阜市のような内陸性の地域では、床下からの冷気対策が重要です。朝の冷え込みが強く床下の湿度も高くなる地域です。床下の断熱材が落ちている物件も多く見ます。
壁や天井の断熱材の状態
壁や天井を触って冷たさを感じたり、部屋ごとの温度差が激しいと感じたりする場合、断熱材が不足している可能性があります。WOODYYLIFEでは壁体内結露を防止し、躯体を長寿命化させるために、呼吸する断熱材「セルロースファイバー」の採用をしています。
気密性の確認
暖房をつけてもなかなか暖まらない、あるいはすぐに冷える場合は、隙間風(気密性の低さ)が原因かもしれません。気密性をあらわす基準C値は家の中にどれくらいのスキマがあるかを示しており、値が小さいほど “すき間が少なく、気密性が高い家” になります。気密性能を高めることで、断熱性能や換気性能が最大限に発揮され、空気の移動による寒さを感じなくなります。
2.ヒートショックを防ぐ“温度のバリアフリー”とは?
ヒートショックの主な原因は、住宅内の急激な温度差です。これを解消するために、リノベーションでは、家全体で温度差を少なくする「温度のバリアフリー」を設計の基本としています。これは、「温度差の少ない空間」を実現する豊かな暮らしの空間提案力の一つです。
①家全体を一体的に捉える「広がり間取り」
WOODYYLIFEのリノベーションの設計では、**「広がり間取り」**をポイントとしています。これは、部屋を仕切りすぎずに、家族空間を一体的につくり、廊下を作らず、居室空間の連続性を重視する考え方です。
また、1,2階のリノベーションを行う場合、階段はリビングからのぼるようにし、吹き抜けは生活空間内に設けることで、1階と2階の生活空間を立体的に連続させます。これにより、温かい空気が家全体を緩やかに循環し、温度差が解消されます。
②高い断熱・気密性能の確保
温度のバリアフリーを実現する大前提として、性能向上は不可欠です。
断熱性能
リノベーションにおいては、断熱性能としてUa値0.56以下を目標とし、断熱等級5相当の数値を目指しています。
気密性能
気密性能はC値1.5以下(フルリノベでの気密試験)を目標としており、気密性を高めることで、外気の侵入を防ぎ、断熱材の性能を最大限に引き出します
自然素材による調湿
高温多湿な岐阜の気候では、湿度をコントロールする木材、漆喰、湯布珪藻土などの自然素材が必須条件とされています。自然素材は肌触りや香りが心地よいだけでなく、調湿性にも優れ、住まい手に心地よい空間を作り出します。
③自然と共生する設計
リノベーションの基本思想の一つである**「パッシブデザイン」**は、自然の力(光・風・熱)をコントロールし、機械に頼りすぎずに快適な空間をつくります。
日射取得の工夫
冬の冷え込み対策として、低い太陽高度を取り込めるよう南面の大開口と蓄熱床材の活用も有効です。北方のリノベーションモデルハウスの土間は、昼間に熱を取り込み、夜間の放熱を利用します。
風除室
中廊下を作らない設計につながるのが、風除室の考え方です。人の出入りで冷気を感じやすい玄関空間を個室化し、玄関以外の室内の温度差を軽減します。リビング空間から脱衣室などの空間がつながり、冷え切った廊下という空間を防ぎます。
これらの設計手法を組み合わせることで、家全体が安定した温度と湿度に保たれ、「温度のバリアフリー」が実現し、ヒートショックのリスクを大きく軽減します。
3.窓の断熱リフォームで体感がどれだけ変わるのか
窓は熱の出入りが最も激しい場所であり、窓の断熱リフォームは室内の体感を劇的に変えることが可能です。
リノベーションにおいて、性能向上は安心安全で健康的に暮らせる空間の実現に直結する強みの一つです。窓の断熱性能を向上させることで、以下のような体感の変化が得られます。
窓際の寒気の解消
冷たい窓ガラスやサッシから放射される冷気(コールドドラフト)が解消され、窓際にいても寒さを感じにくくなります。高断熱仕様では、開口部に樹脂サッシとLow-Eガラスを採用し、熱損失を最小限に抑えることが有効です。
室温の安定と暖房効率の向上
断熱性の低い窓から熱が逃げなくなり、一度暖めた室温が保たれやすくなります。これにより、暖房機器に頼りすぎる必要がなくなり、ランニングコストの低減にもつながります。
結露の抑制
窓の表面温度が下がりにくくなるため、冬場に発生しやすかった結露が抑制されます。結露はカビの原因となり、健康を害するリスクがあるため、これは健康的な空間を保つ上で重要な改善です。
窓リフォームを支援する補助金制度:断熱リフォームは費用がかかるイメージがありますが、国は既存住宅の省エネ化を強力に推進しており、様々な補助金制度が活用可能です。年度や地域によって補助金制度もあるため、気になる方はご相談ください。
4.秋にやっておくと冬が快適になるメンテナンス
快適で健康的な冬を迎えるためには、予防的なメンテナンスが欠かせません。秋は、本格的な寒さが来る前に、家の状態を整える絶好のタイミングです。
水回り・給湯器のチェック: 冬場に故障すると困る給湯器や水回り設備の動作確認は必須です。給湯器や住宅設備機器は、定められたタイミングで修繕や交換の提案を受けることができます。
省エネ商品の導入検討:脱炭素社会の推進とお客様のランニングコスト低減のため、**省エネ商品(太陽光発電、エアコン、照明器具など)**の提案も行います。冬の快適性を高める高性能エアコンや、日照条件に恵まれた岐阜の風土に適した太陽光発電の導入は、エネルギー効率と快適性の両方を高めます。
5.まとめ
ヒートショックのリスクが高まる冬に向けて、高性能な断熱リノベーションは、家族の健康を守り、住まいの資産価値を高める最善の策です。リノベーション事業では、安心安全で健康的な空間を実現するため、断熱性能の向上、耐震性の強化、そして自然素材の活用を追求しています。特に、「広がり間取り」による「温度のバリアフリー」の実現は、ヒートショック予防の鍵となります。
家全体を温かく安定させる断熱リノベーションは、まるで冬の間に着る高品質なダウンジャケットのようなものです。体の芯から熱を逃がさず、外気の冷たさから守り、どこにいても快適な温もりを提供してくれます。一時的な暖房に頼るのではなく、建物を根本から強くすることで、永続的な安心と快適さを手に入れることができるのです。
寒さを改善したい、耐震補強をしたい、使いやすい間取にしたいなどお家の期になることがある方は、WOODYYLIFEにお気軽にご相談ください。
WOODYYLIFE 加藤愛夏