気密測定 リノベ編 ~岐阜市築50年~
こんにちは。
設計部改めWL事業部の山崎明です。
皆さんリノベ(リノベーション)という言葉をご存知でしょうか。
かなりざっくり言いますと、大規模リフォームの事です。
感覚的な事で言えば、単に設備を更新する・内装を綺麗にするといったものではなく、間取りを変えちゃいましょう!
くらいの感じだと思って貰えれば良いかなという感じです。
さて、本題です。
今回リノベの物件で、初めて気密検査をしてみる事にしました。
これまたざっくり言いますと、隙間がどれくらいあるかな~といった検査になります。
昔のお宅はすきま風とかを感じますよね。
これはいわゆる気密が無い(悪い)という事になります。
気密が無いとエアコンで暖房をつけても、温まった空気がどんどん出てってしまうので、中々温まらないですし、すぐに冷えてしまいますよね。
なので昔のお宅は、断熱性能が低い事に加えて、気密が悪いために冬が寒い!という事が多いんです。
という事で、断熱とセットで意外と大事な事です。
築約50年のお宅の気密は如何に!
先ずは目張りをします。
換気扇を塞ぎます。(換気のために敢えて開けてるところだから?)
エアコンの配管跡の穴も塞ぎます
キッチンの蛇口が外されていましたので、排水口と給水口両方塞ぎました
機械を設置する窓廻りも目張りを行い、いざ測定。
ファンが回ります。
ぶ~ん。
どんどん加速しています。
結果はエラー…。
気密が取れてなさ過ぎて、気圧差がほとんど無く測定不能となったようです。
業者さんに確認したところ、ひだまりの新築の家ですと風量200m3程度ですぐに70Pa程度の気圧差となるとの事です。
今回は風量1,600m3程度にしても気圧差は1.5Pa程度しか出ていないとの事でした。
空気を外に吐き出しても、隙間量が凄くて外からどんどん空気が入ってくるから気圧差が発生しないという事みたいです。
こんなにも差があるものなのかと、数字で見て改めて実感しました。
家が寒くて改善したい!という方は、是非ご相談下さい!