『祭りの後』 |新着情報|ウッディライフ

『祭りの後』

風の棟中庭
北京オリンピックが終わった。
数々のドラマに、何度も何度も感動し、涙を流した。
 
コロナ禍になり、テレビを見なくなった。
ネガティブな報道ばかりで、テレビを見ていると気が沈む。
願わくば、「明るい話題専門のニュースチャンネル」を
作って欲しいと切に願う。
 
今回のオリンピックでは、色々と学んだ。
一流のアスリートの真剣勝負から、
頑張ることや努力すること、挑戦することの大切さを学んだ。
カーリング・スキー混合団体などの団体競技においては、組織論を学んだ。
一人の絶対的エースよりも、一人一人の積み重ねが勝負を分ける。
 
成果とは何だろうか?
金・銀・銅メダルを獲得することなのか?
いや違う。
見ている方は確かにその成績で一喜一憂する。
 
僕が関心を持ったのは「自己ベストを更新できたか否か」であった。
すなわち、昨日の自分を超えられたたかどうか?

ここにフォーカスをした。
金銀銅メダルを獲得しなくても、自己ベストを更新した
アスリートはたくさんいた。象徴的なのは、
フィギュアスケートペアの三浦璃来さん/木原龍一さんのフリーの演技。
見事だった。
確かに、メダルには届かなかったが、立派な演技だったと思う。
これでいい。
今の自分を毎日更新することが出来たら、
先々はとても強いモノになる。まだまだ強くなる。そう感じた。
 
平野歩夢も然り。
3回目の競技で、2回目以上の質を上げてきた。
 
自己ベストを更新し続ける。
簡単なことではないが、
そこには、相当な努力があったはず。
怪我や挫折もあったはず。
諦めなかった。
彼らは、その努力を惜しまず、オリンピックという晴れの場に立った。
 
いつも、アスリートを見ていて思うのは、
我々ビジネスマンは、彼らのような努力をしているのか?
毎日毎日、自己ベスト更新を目指しているのか?
自戒をしたい。
 
併せて感じたことが、JAPANのアスリートのコメント。
ほとんどすべての選手が「感謝」の言葉を述べていた。
うわべの言葉ではないことは、見ていれば分かる。
人としてとても成熟し、成長している感じを受ける。
川村あんりさんの報道陣への労いの言葉も人間力の高さを感じた。
 
一方で、自己ベストを更新できなかったアスリートの方が
圧倒的に多かったことだろう。
自分を超えられなかった人と超えられた人。
この差は何なのか?
運もある。
が、それだけで片づけてはいけない。
 
個人的に思うのは、戦った相手である気がしている。
自己ベスト更新をしたアスリートが戦った敵は「自分」
自己ベスト更新を出来なかったアスリートが戦った敵は「相手」
この差ではないか。
自分ではなく、相手に心が奪われれると、硬直してしまう。
結果、自分と戦っている人は、どこか楽しそうであり、
ワクワク感が伝わってくる。
 
「スポーツもビジネスも、戦うべきは自分である。
まわりはどうでもいい。
昨日の自分を超えて行こうぜ!!」
そんな勇気をもらったオリンピックだったかな。
 
とはいえ、見ている方は金銀銅は、やっぱりうれしい。。。
ロコ娘の勝利の笑顔を見たかったなぁ~。
これもまたよし銀メダル。
 
アスリートの皆様、関わるスタッフの皆様。
本当にありがとうございました!!
終わっちゃったなぁ~。