『中庸』 |新着情報|ウッディライフ

『中庸』

風の棟中庭
僕の大切にしている意識です。
常に中庸はどこだ?と考える思考が癖づいています。

要はど真ん中(本質)はどこなのか?
偏らず、調和を目指す。
本質を探すこと。
 
今話題の論語と算盤も同様です。
相反する事柄を結び合わせること。
 
また、うちの社員に良く話すことがあります。
「自分自身を、過大評価をしてはダメ。過小評価はもっとダメ。
正しく評価をするべき。」
 
これも中庸の考え方であろうと思っています。
この話を社員にするのは、うちの社員は総じて超ポジティブだからです。
 
そのためもっと出来るはずだ、出来たはずだと、過小評価をする傾向にあります。
その思考自体は素晴らしいく、前へ進む原動力になるでしょう。
しかし、一方で達成感を感じることが難しくなります。
 
結構凄いことやっているのに、過小評価が故にです。
一方で、うちの会社や僕自身は過大評価をされることが多々あります。
出来てもいないのに、さも素晴らしい!と評価を受けます。
 
ここで道を間違えるのです。
単純が故に、出来ていると錯覚してしまいます。
中庸を意識することで、僕はバランスを取ろうとしています。
 
どっちつかずという中途半端なことではなく、核心を得たい、
と言いながらまだまだ中庸の本質を理解しているは言い難い。
だからこそ、中庸とはなんだ?
と、いつも自分自身に説いています。
 
中庸は徳の中心となる考え方であるといいます。
徳も併せて、僕の最大のテーマの一つです。
徳が何なのか。
これも僕にとっては難題です。
 
何人もの方に「徳とは何ですか?」と禅問答ような質問をぶつけました。
やっぱり分からない。。。
徳と中庸。
いつになったら、この本質が分かるのでしょうか?
もしかすると永遠に分からないのかもしれません。
だからこそ、学び続けるのでしょう。