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『SAMURAI』

『SAMURAI』 | 社長コラム「一期一会」
ドキュメンタリー映画の「憧れを超えた侍たちの世界一への記録」を見てきました。
猛烈に見ることをおススメを頂き、即行動。
 
WBCの激闘と感動を今一度呼び覚ますには十分以上の価値があります。
ベンチ裏での会話や、選手たちの苦悩や葛藤、そして歓喜。
野球が好きな方はもちろん。
そうでない方もきっと感動する作品です。
 
実は、このドキュメンタリーを見に行った目的は、
あの感動をもう一度。
という素直な動機もさることながら、
本当の目的は、
SAMURAI JAPANの組織を学ぶためでした。
 
監督が社長ならば、コーチは幹部という事になります。
そして、現場のリーダーがダルビッシュであり、大谷翔平。
黙々と仕事をする吉田。
若手のムードメーカーが牧。
伸び悩む若手が村上。
こんな構図でしょうか。
 
傍から見ていも、素晴らしい「TEAM」でした。
なぜ、こんなTEAMが生まれたのか、どのようにして育ったのか。
この秘密に探りたかった。
 
分かったことの数点は、
①プロの中のプロたちは、自分の能力を最大限に発揮することを目的としていた。
②監督・コーチは、選手が能力を発揮できる環境を徹底して整えた。
③監督・コーチは、選手をよく観察しており、その都度、会話によるコミュニケーションをしていた。
④現場のリーダー自らが、若手に丁寧に教え、見本を示し、時に鼓舞をする盛り上げ役を演じていた。
⑤「世界一になる」という目標を熱く語る監督。そのシンプルな想いを共有し、一途に目指した。
⑥フラットな組織に見えて、実は、完全なトップダウン型であり、すべての責任は監督が負う。
⑦一方で、コーチの話をよく聞き、衆知を集めている。が、決断はただ一人。
その他にも、気づきは色々とありましたが、成果を出すTEAMはこういうことか。
という事が良く分かりました。
 
栗山監督は、選手を信じる。
とよく話をしますが、これは盲目的に信じているのではなく、彼らをよく観察し、その能力を把握しているが故の言葉であると思います。
 
今回のドキュメンタリー映画は、キレイごとだけではなく、生々しい現場の様子を垣間見れるからこそ、組織人として、もの凄く勉強になります。
 
この映画は、たったの3週間しか上映されません。
もしも興味があったら、見に行かれることを強くお勧めします。
 
尚、単純にあの感動がよみがえります。
佐々木の涙、源田の心意気、ダルビッシュと栗山監督の会話の他にも、
大谷だって緊張する。イニングの間の大谷と甲斐の会話も興味深いですよ。
 
やっぱりスポーツっていいですね。