『想像力』 |新着情報|ウッディライフ

『想像力』

風の棟中庭
想像する力は、この先の世の中で重要な能力であると思う。
最近では想像力の乏しさが目に余る。
これをやったら何が起こるのか?
ほんの少し想像したら分かることは多いように思う。
ビジネスの世界においても、なんで?という事が多々ある。
 
何故想像力がこんなにも乏しくなったのか?
 
想像する力は、経験したコトの延長にある。
経験したコトや、耳にしたコト、目にしたコトしか、想像できるはずがない。
人との関わりの中にある感情。
あるいは、人との会話。
 
考えてみると、コロナ以前からコミュニケーションのあり方が変わった。
SNSを中心としたコミュニケーションは、余白というか、無駄があまりない。
人と呼吸や息を合わせることもなく、会話の微妙な間もない。
 
一方で、合理化や生産性という魔法をかけられ、無駄という遊びを削がれたことも大きい。
 
そこにコロナがやってきて、リモートを中心とした世界が速度を上げて襲いかかる。
 
我々の会社でもコミュニケーションの第一手段はチャットである。発信側にはとても便利なコミュニケーションツールである。当然に以前は会話が第一手段であった。
 
過去に戻ろうとは思わない。
しかし、過去も尊重し、会話という手段に今一度チャレンジするべきだと思う。
 
生身の人と関わることで、経験値を上げていく。
その先に想像する力が養われる。
 
嘆くべきは、経験を奪ってきたことであり、想像力が乏しいと言うことではない。
つまり、人生の先輩である我々こそが改めるべきことである気がする。
 
面倒くさい親父が、今必要ではないでしょうか。
一肌脱ぎましょ(笑)。