性能向上リノベーション＠岐阜市｜新着情報

2022.07.28

性能向上リノベーション＠岐阜市

こんにちは。
設計担当の山崎です。

今回は岐阜市で性能向上に取り組んだリノベーションのお宅をご紹介します。
木造2階建て　築46年（くらい）　49坪程度のお宅を
瓦・柱梁残しで少し減築して47坪にリノベーションをしました。

立派な材料が沢山使われていて、先代が建てた自慢の家だから、安全性能と断熱性能を向上させて、今の使い方に合わせて残したいとの事。
奥様としては食卓とキッチンが段差も有り離れていて、日々の家事が大変とのこと。

構造の安全性を高めるため、というのもあり、2階外壁の直下に壁を持ってくるなどしながら、間取りを大きく変更しました。
今回は難しい話は抜きで、ビフォアーとアルターの比較で楽しんで頂ければと思います。

和室の北側にある広縁　北側の外部建具は木製建具で、カッコ良いのですが隙間風があり開閉も大変

写真手前の和室だった所はくつろぎの間（リビング）に
奥の和室は変わらず座敷で

こちらの和室は写真左側の壁を3尺広げ、2階の外壁直下に耐力壁を設けれるようにしました。
壁で囲まれた　落ち着いた雰囲気のリビングとしました。
同時に耐力壁を設けて、建物の安定性も高めています。
因みに写真は暗いですがこんな感じ（既存の写真の反対側から）。

次は座敷です。
座敷の北にも6畳間がありました。

それがこんな感じに（上の写真は北から南を、下の写真は南から北を撮っています）
座敷に8畳もいらないから…という事で、座敷は6畳になっています。（北の間も4.5畳に）
ただ、開口感や風通しは確保したいとの事で、建具は引込にして二部屋が一体の部屋になるようにしています。

以前のダイニングは個室化した北側の部屋にありました。
南側には廊下があり、その廊下を挟んで土間のキッチンがありました。
そんな食卓は、自然光が気持ちよく入る南側に持ってきました。
写真の右奥がキッチンになります。
正面の建具の向こうは脱衣室。左手の建具（引き込み戸でこちらもフルオープンにできます。）の向こうは、リビングになります。

因みに南からリビング側を見るとこんな感じ
格子戸がキレイです。