2025.06.27
家は建てて終わりじゃない。WOODYYLIFEが届ける“永年アフターメンテナンス

こんにちは。WOODYYLIFEメンテナンスの島田渚沙です。
日々お客様宅を点検やアフターメンテナンスでお伺いしております。
今日はそんな私が思っていることやお家の点検についてお話します。

〜年一回の永年定期点検で、家と家族の未来を支える〜
住まいは、建てて終わりではありません。暮らしが始まってからこそ、本当の意味での「家づくり」が始まります。家族の成長とともに過ごす日々、ふとした瞬間のぬくもりや会話、笑い声や静かな時間──そんな日常を安心して送れる空間を、いつまでも心地よく保つためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
WOODYYLIFEでは、住まいの快適と安心を末永く守るために、「年一回の永年定期点検」を行っています。 これは、ただ点検するだけのサービスではなく、お客様の暮らしに寄り添い、住まいの資産価値や快適性を維持するための重要な取り組みです。
WOODYYLIFEについて
WOODYYLIFEは、岐阜県の自然素材での家づくりを実践している「ひだまりほーむグループ」のアフターメンテナンスを行う会社です。新築後もご家族の暮らしに寄り添い、「いつまでも、心地よく、安心して住める家」を実現するためのサポートを行っています。
ひだまりほーむが手がける家は、自然素材を活かした住まい。私たちWOODYYLIFEは、その特性をよく理解し、時間とともに変化する自然素材の「味わい」や「癖」と上手に付き合いながら、お客様と一緒に家を育てていく存在でありたいと考えています。
家を建てることはゴールではなく、スタートです。 私たちは、家を建てた後の「これから」を、プロとして支え続けます。
年一回の永年定期点検とは?
新築住宅には、建築後一定期間の保証が付いているのが一般的ですが、保証期間が終わったあとの住宅はどうでしょうか? 時間の経過とともに、住まいにはさまざまな変化や不具合が生じてきます。
WOODYYLIFEでは、新築、リノベーション工事からの年数に関係なく、年に一度、永年にわたって住まいの定期点検を行う「永年定期点検」を実施しています。
この点検では、構造や設備の異常を見つけるだけでなく、日頃の使い方やちょっとした違和感に耳を傾け、必要なアドバイスやメンテナンスをご提案します。目指すのは「家を長持ちさせる」ことはもちろん、「お客様の暮らしの質を高めること」です。
また、毎年の点検データは蓄積し、「家のカルテ」として記録することで、将来的なメンテナンスやリフォームにも役立ちます。

定期点検の詳細内容
WOODYYLIFEでは、毎年行う通常点検に加え、築10年ごとの節目では屋根・床下・小屋裏など、普段見ることのできない箇所の重点点検も実施しています。
節目点検(10年ごと)での追加点検項目:
- 屋根瓦材のズレ・割れ・浮きの確認
- 屋根板金の劣化や退色状況
- 床下の湿気・シロアリ被害の兆候
- 小屋裏の断熱材の状態や雨漏りの有無
これらの箇所は、住宅の耐久性や性能に深く関わるため、10年に一度の詳細な点検を通じて、見えない部分からも安心を支えます。
通常の定期点検では、以下のような項目について総合的に確認を行います。
- 水回り設備の点検
キッチン、洗面、トイレ、洗濯パン、浴室などの水回りは、生活の中心でありトラブルも起こりやすい部分です。
点検項目例:
- 蛇口や配管からの水漏れ
- 排水口の流れや詰まり
- シーリング材の劣化やカビの発生
- 給排水管の接続部に緩みがないか
水回りの異常は、初期のうちは目立たないことが多く、気付いた時には床材が腐食していたというケースも。定期的な確認が重要です。
- 建具・敷居などの点検
扉や引き戸などの建具類は、日々の開閉によって徐々にズレや変形が起こることがあります。
点検項目例:
- ドアの開閉のスムーズさ
- 敷居やレールのガタつき
- 蝶番や金具、鍵等の緩みや動き
- 建具表面の反りや傷
見た目や使い勝手の変化に早く気づくことで、簡単な調整で済むことがほとんどです。
- 外壁の点検
外壁は常に外気や紫外線、風雨にさらされるため、住宅の中でも特に劣化が進行しやすい部分です。
点検項目例:
- 外壁材のクラック(ひび割れ)
- コーキング部分のひびや剥離
- 変退色、チョーキング現象の有無
チョーキングとは、外壁に手を触れたとき白い粉が付く現象で、塗膜の劣化を示すサインです。これらの症状を放置すると、防水性能が低下し、建物内部にまで影響が及ぶ可能性があります。

- 外部(木部・雨樋・軒裏)の点検
外壁以外の外回りも、経年劣化や自然の影響を受けやすい部分です。
点検項目例:
- 軒裏の染みや変色、雨漏りの兆候
- 木部(デッキ、破風板、格子など)の腐食やカビ、退色
- 雨樋のつまり、変形、割れ、固定状況
外部のトラブルは建物全体の耐久性に関わるため、定期的な確認と早期対応が非常に重要です。
- 給湯機器(エコキュート・給湯器等)の点検
給湯設備は、使用頻度が高く、経年劣化による故障リスクもあるため、定期点検が必須です。
点検項目例:
- 本体の異音や振動
- 水漏れ、油漏れ、配管の接続部の緩み
- 漏電ブレーカーの作動確認
点検時には、お手入れ方法についてのアドバイスや、機器の交換時期の目安などもお伝えします。
- 屋外設備(排水桝・水道メーター・浄化槽・立水栓等)の点検
屋外設備は普段見えにくい場所にあるため、劣化や詰まりに気づきにくい部分です。
点検項目例:
- 排水桝の泥詰まり
- 水道メーターでの漏水の有無の確認
- 浄化槽ブロアの作動確認と音のチェック
- 外部水栓の漏水、固定状況の確認
排水不良や水漏れのトラブルは室内にまで影響を与えるため、定期点検がトラブル予防に有効です。

点検による長期的な安心と資産価値維持
家は長年住み続けることで少しずつ変化していきます。目に見える変化もあれば、目に見えない部分で劣化が進行していることもあります。
定期点検を実施していることで、
- 小さな不具合を早期に発見できる
- 重大な劣化を未然に防げる
- 適切なタイミングでリフォーム計画が立てられる
- 結果として、住まいの資産価値を維持・向上できる という多くのメリットがあります。
また、お客様とのコミュニケーションを大切にし、「これって大丈夫?」という何気ない疑問にもしっかりとお応えすることで、お客様に安心して住まいを任せていただける存在でありたいと考えています。どんな小さなことでも気軽にご相談いただける関係づくりを大切にしています。
WOODYYLIFEの想いと姿勢
私たちWOODYYLIFEは、「家を守る専門会社」です。
家を建てたあとの暮らしにも寄り添い、10年後も20年後も安心して暮らせる環境を守り続けたい──そんな想いを持って、日々取り組んでいます。
家を建てたあとの暮らしにも寄り添い、10年後も20年後も安心して暮らせる環境を守り続けたい──そんな想いを持って、日々取り組んでいます。
自然素材を活かした住まいは、時間とともに変化し、味わいが深まります。その変化を「劣化」として扱うのではなく、「経年美」として楽しむためには、正しい知識と適切なメンテナンスが必要です。
だからこそ、私たちは定期点検を通じて、
- 家の構造や素材の変化に敏感に対応
- 暮らし方の変化に合わせたアドバイス
- メンテナンスだけでなく、暮らしの提案 を行い、住まいの価値を高めるお手伝いをしています。
点検は、未来への備え
年に一度の点検という小さな積み重ねが、10年後、20年後の大きな安心と快適につながります。
WOODYYLIFEの永年定期点検は、
- 点検記録による情報の蓄積
- 将来の修繕やリフォーム計画の可視化
- お客様との信頼関係の深化
- そして何より、「安心して住み続けられる」暮らしの継続 を目的としています。
住まいに関する「なんとなくの不安」を解消し、暮らしをより豊かに、快適に──。
WOODYYLIFEはこれからも、お客様とそのご家族の未来に寄り添い続けます。
家は、建てたときより、住み続ける中で育つもの。 そして私たちは、その“育ち”を支えるパートナーでありたいと願っています。
どんな小さなことでも、ぜひご相談ください。
「点検から始まる、ずっと続く安心」を、これからも。
WOODYYLIFEリノベーション部施工課メンテナンス
島田渚沙