「外壁塗装って本当に必要?」知っておきたい修繕のタイミングと工事の流れ

こんにちは。
WOODYYLIFEリノベーション部施工課のメンテナンス担当の末武です。
今回は、私たちメンテナンス担当が行っている外装修繕工事(外壁塗装工事)についてお話します。
外装を塗装はなぜ必要なのか、いつやるべきなのか、どのように工事をしているのか、工程の検査についてなど少しお話していこうと思います。
外壁塗装ってなぜ必要なの?
いつやるのがいいの?
どんな工程で進むの?
そんな疑問をお持ちの方に、分かりやすくご紹介していきます。
塗り替えの目安は「築10年」、でも本当に見るべきは“症状”です。
一般的には、「新築から10年経ったら外壁塗装を」と言われていますが、
実際には【立地】【外壁材】【過去の施工状況】によって劣化のスピードは異なります。
だからこそ、自分の家がどれだけ劣化しているのかを見極めることが大切になります。
✅ 外壁塗装が必要な4つのサイン
① チョーキング現象(白い粉が手につく)
壁を手でこすってみて、白っぽい粉がついたら塗膜が紫外線や雨で劣化しているサインです。
ガードレールを触ると白い粉がついたりしませんか?あの現象と同じ事象で、塗膜が劣化すると、本来塗料が持っている撥水性能や防藻性能などの機能性が落ちてきている証拠です。
② ヒビ割れ(クラック)
外壁材にひび割れ(クラック)が入っているか。ひび割れを放置するとそこから水が入ってくる恐れがあり、内部の木材を痛めてしまう恐れもあります。
③ カビ・苔・藻の発生
湿気の多い面に黒ずみや緑っぽい汚れが見えたら、それはカビや藻の可能性。
塗膜の防水機能が弱まっている証拠です。
④ コーキング(目地)のひび割れ・剥がれ
外壁材の継ぎ目にあるゴムのような素材(コーキング)がひび割れを起こしていたり、はがれてきたりしていたらそこから水が浸入するリスクがあります。
🛠 外壁塗装は「見た目のため」だけではありません
「汚れてきたから、そろそろ塗り直し…」
もちろんそれも理由の一つですが、上記に4つのサインを書いたように実は**建物を雨や紫外線から守る“防水工事”**の一面もあるのです。
塗装を怠ると、外壁材の腐食や雨漏りなど、大がかりな修繕工事が必要になることも…。
だからこそ専門分野の方に現場を見てもらい適性なタイミングで外装修繕工事を行うことが大切になってきます。
今、自分の家がどれくらい劣化しているのか知りたい、いつごろ外壁塗装が必要か見てほしい等ありましたらリフォーム工事専門スタッフが無料で伺いますのでお気軽にご相談ください。
🏠 外壁塗装工事ってどんな流れ?
✅ 実際の工事の流れとWOODYYLIFEのこだわり
続いて、外装修繕工事がどのように進んでいくのかについてお話しします。
- お見積もり・ご提案
お客様のおうちを直接見させていただいた後にお見積りを作成します。おうち一軒、一軒、建物や敷地の形も違い、劣化具合や仕上げ材もそれぞれ違うため、それぞれのおうちに合ったお見積りをさせていただきます。
お見積り後、外壁塗装色や木部塗装色など色のお打ち合わせをしていきます。
「今と同じ色にしようかな」「せっかくだしワントーン暗めの色にしようかな」などサンプルを外壁にあててみたりしながら決定していきます。色のお打ち合わせが、わくわくして楽しいです。(笑)
工事日程が決まったら工事着工前に近隣の方にご挨拶に回ります。
ここから工事に入っていきます。WOODYYLIFEではこれまでたくさんのリノベーションやリフォーム工事を手がけてきた経験を活かして、自社独自の検査基準をつくり、どんな現場でもしっかり確認できるようにしています。各工程ごとに検査を行っています。
- 敷地養生
足場設置前にまず敷地に養生をします。
足場下に黒いシートを建物周りに敷いていきます。建物周りの土や泥を上に持ち込まないようにしたり、塗料が落ちてまわりを汚さないために養生をしていきます。
敷地養生の際に、建物周りの植栽の保護やエクステリアの保護もします。しっかりと養生されているかを検査していきます。
- 足場設置
敷地養生をした後に安全に、かつしっかりと塗装するために、建物の周りに足場を組みます。
足場設置をする際にキズをつけないように細心の注意を払い組み立てます。
足場設置後は、新たにキズがないか、安全に作業ができる足場になっているかも検査していきます。
- 外装状態の再度確認
足場が立ったら外装の状態を再度チェックします。
足場が立つことで2階部分や屋根の上をより近くで確認できるので、再度劣化具合を確認します。お客様に現状をしっかりと説明します。
- エアコンカバーや雨樋・木格子の脱着
外壁にはエアコンのダクトカバーや雨樋が取り付けられています。ついたままだとエアコンカバーの裏などの外壁塗装がしっかりとできないため、脱着をします。
エアコンカバーや雨樋の塗装も行うことで劣化を防ぐことができ、美観を保つことができるため脱着をし、塗装を行います。
- 高圧洗浄
ここからが塗装工事がいよいよスタートしていきます。
塗装をする前に塗装箇所(外壁・屋根・軒裏等)を高圧洗浄します。
長年の雨・風・排気ガスなどで、外壁には**ホコリ・カビ・コケ・チョーキング(粉状の塗膜)**などの汚れが付着しています。
これをきれいに落とさないまま塗装すると、新しい塗料がうまく密着せず、すぐに剥がれたりムラになったりする原因になります。
- コーキング工事
サイデイング材の継ぎ目部分のコーキングは一度すべて撤去し、新たにうち変えをします。
サッシまわりや外部フードまわり等のコーキングも増し打ちを行います。
コーキングをしっかりと打ち変えることによって雨水の侵入を防ぎます。
この工程時も監督が、「コーキングの撤去し忘れがないか」「すべてコーキングが施工されているか」「コーキングの施工幅は正しいか」などの検査を行います。
↑コーキング撤去後
- ケレン作業
洗浄後、乾燥を待ってから「ケレン」(サビ落とし・目粗し)を行います。
特に板金屋根では、
サビの除去(サンドペーパーや電動工具)
塗膜の浮きやめくれの除去
表面に細かい傷をつけて塗料の密着をよくする
といった目的でケレンを行います。
ケレン(目粗し)の工程がしっかりと行われないと塗膜が数年ではがれてきたりするため、一番重要な工程になります。
↑ケレン作業後の屋根板金
- 養生
サッシや外部フードの非塗装部をマスキングやビニール等で養生を行います。
- 塗装作業
使う塗料に間違いはないか・養生はしっかりされているかなどの検査を行った後に屋根・軒天・外壁やその他(破風・鼻隠し・雨樋・エアコンカバー)の塗装を行います。
下の写真のように外壁塗装時は、2人1組で足場上下で同時進行で塗装をしていきます。これによってサイデイング材1枚ごとに上下で色のムラがでにくくなります。
外壁塗装は下塗り1回+上塗り2回の計3回塗装を行います。
↑二人が上下に分かれて1枚のサイディング材の塗装中
- 検査
塗装工程が終了したら、検査を行います。
「塗装の仕上がりに問題がないか」「塗装すべきところがしっかりと施工されているか」など基準に沿って検査を行います。
↑塗装完了後の屋根板金
- 雨樋・エアコンカバー・木格子などの復旧
塗装のために取り外したものをすべて復旧します。復旧後も新たにキズがないか、復旧し忘れがないか等検査を行います。
- 足場解体・敷地養生撤去
足場解体後・敷地養生も併せて撤去を行います。
すべて撤去されたのち、塗装箇所にキズや汚れがないか、植栽・エクステリア等の破損や傷などがないかの検査を行います。
- 工事完了
お客様と一緒に完成後の確認をして工事完了となります。
最後に
そこに住む人や環境も違えば建物も同じものはありません。だからこそ一軒一軒それぞれに合った工事をご提案をし、現場ごとに検査内容も柔軟に変えながら対応しています。
外装修繕工事は、お客様の暮らしを今後も安心して永く住み続けられるために行う工事です。
だからこそ、お客様にしっかりとご説明をしながら進めていき、丁寧に検査をしながら工事を行っています。
今後もWOODYYLIFEはお客様の暮らしの安全と信頼をお届けで切るように精一杯向き合っていきます。
気になることがあればお気軽にご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社WOODYYLIFE
リノベーション部施工課 メンテナンス担当
末武