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『日常が帰って来た』

『日常が帰って来た』 | 社長コラム「一期一会」
4月に入り、コロナにより休止していた
「ひだまり食堂」が復活しました。
 
このひだまり食堂は、10数年ほど前に、
若い子たちの昼食を見た会長が、
「こんなモノ食っててはダシカン!」と思い、
若い子達の為にカレーなどを作り始めたのがスタートです。
コンビ二弁当にカップ麺・・・。
だから最初は「もう少し良いモノ食べろ」という、
会長の親心でした。
 
その後数年間は
会長が作っていたように記憶していますが、
おんぶに抱っこではいかん。当たり前化している。
という事で、社員が分担して作るようになりました。
当たり前化とは怖いです。。。
ひだまりほーむは昼飯が付く(笑)。
善意と親心で始まったこのひだまり食堂も、
そうなると苦痛になる。
 
社員で作り始めると、意味合いが変わってきます。
「設計者たるもの、
キッチンに立たずして設計ができるか!」
とか、
「料理上手は、仕事上手!」
「料理の段取りは、仕事の段取りに通じる。」
とか、
「みんなで作って、みんなで食べる。
これこそ、コミュニケーションの源流である。」
とか(笑)
 
どれも間違っていませんが、そうしてこの
ひだまり食堂の意味付けが変化して行きます。
 
そんな中で、コロナ・・・。
みんなで作る。。。
みんなで食べる。。。
これ完全にNGです。。。
しばらく休止の状態に。
 
やっと再開できました。
再開時の最大の意味づけは、
コミュニケーションの源流への回帰。
 
十分に気を付けていたものの、
やっぱりコミュニケーション不足が露呈していました。
みんなで作って、みんなで食べる。
仕事の話も、プライベートの話も、
悩みも相談も、どこに行ったやら、子どもの話やら。
食べる事で、人の心がOPENになります。
 
やっと復活です。
メニューはカレー1択です。
献立に悩まなくていいのがラクチンです。
 
が、しかし!
若い子にとっては、意味付けや理由付けといった、
僕の屁理屈よりも、
単純に「1食浮いた!ラッキー!」
の方が多いのが現実です(笑)。
 
それもまたよし。
それがまたよし。
ひだまり食堂。