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『原点に帰る』

『原点に帰る』 | 社長コラム「一期一会」
Googleさんは気利きます。
◯前の今日って感じで、写真をアップしてくれます。
今日は5年前の今日という写真を一つ。
 
5年前、高額な研修に部長5名を派遣しました。
研修費は交通費や宿泊費などを入れると65万/人ほど。5名で総額350万を投資するという、暴挙とも言えるものでした。
 
会社をもっと良く変したかった。
幹部スタッフを育てたかった。
その一途な思いでした。
 
これまでも長年にわたり社員育成に手間と時間とお金を投資してきました。
やり過ぎではないのか?と、仲間から心配されることもありましたが、特効薬は求めておらず、じっくりと腰を据えて育って欲しいと思い、しつこく、粘り強く、この道を信じて続けてきました。
その甲斐もあってスタッフは皆レベルが高い様に思っています。
しかし、最後のピースが足りない。と感じていた頃です。
 
会社は社長の器以上に大きくならない。
 
とはよく言ったものです。
その通りです。
 
最後の足りないピースは僕自身でした。
そう感じた時、幹部スタッフも高いレベルの学びを一緒に学ぼうと腹を決めました。
 
とはいえ高額。。。
出し惜しみつもりはこの時点で毛頭ありませんが、僕の覚悟やその想いをどう伝えるか。そこが課題。
そこで僕が取った策が写真のシーンです。
 
よく見ると各部長はお金を数えています。
そう、高額な研修費を現金で支給しました。
その現金を、自分で銀行に行き、自分で振込んでもらいました。
派遣される研修にお金が掛かっていることはあまり実感が持てません。当事者意識を持ってもらう為の苦肉の策です。
 
がしかし、現金での振込は現代の金融機関はハードルが高い。知りませんでした。。。
1日の上限が決まっており、1回では振り込めず、5名がそれぞれ窓口で2日にわたって振込む。銀行に
 
この研修の効果は大きかったです。
研修後の各部長はスピード感、行動や言動。そのすべてが目で見ていていも感じるくらいに変わりました。
 
そして5年後の今日。
役員に成長した者。
新しい会社や事業部を任された者。
皆果たすべき役割と責任が大きくなるほど程に成長しました。
そして、3名の新任の部長も誕生しています。
 
最後のピースは僕自身の成長と覚悟。
まだまだそのピースは足りませんが、幹部に限らず、全社員と共に成長して参ります。
 
携帯に入っている写真を見ると、原点を思い出すことも多々あります。
知らせてくれるGoogleさんに感謝です。
 
それにしても皆若い(笑)。